保育指針は「宝の山」

今日の保育心理(5・6コマ目)は保育所保育指針(幼稚園教育要領・認定こども園保育指針)を読み解く。修了時、受講生は口を揃えて「面白かった!」「こんなことが書いているとは考えてもみなかった」「こう考えると分かりやすいですね!」と言う。
みんな養成校で習っているし、改訂の度に説明会はあるし、今は認定こども園に向けてたくさんの学習会が行われているけれど、「難しい」「よく分からない」「現場の保育とは関係ない」と思っているようだ。しかし、これほどの「宝の山」はない。一つ一つの言葉の裏に「そんな子どもに育つにはどのような保育が必要か?」「そのために保育者はどう合ったらいいか?」「そのような子どもが育つために園の行事はどうあるべきか?」の実践のためのヒントが満載なのだ。しかし、だれもその他からの掘り方を教えていない。
ぷろほでこの授業を受けた受講生は皆、「保育指針の講座がこんなに楽しいと思わなかった」「ホントに宝がザックザクなんですね」「現場で行われている保育が全部見直せるんですね」・・と言う。
そりゃぁそうだよ、日本で保育のことを最前線で考えている先生たちが、一言一句にこだわって作り上げた一文一文なんだから、その一言の裏にたくさんの実践と願いが詰まっているなんて当たり前じゃない。それを読み解く鍵さえ掴めば、保育の根本から常に自分の実践を問い返すことができる。
たくさんの人に伝えたい・・。でも、保育指針についての研修などはなかなか私には廻ってこないんだなぁ。そして「やっぱり分かりにくくて面白くない」という印象を残して行かれてしまう。 残念・・・

カテゴリー: 新着情報   パーマリンク

コメントは受け付けていません。