翻訳の力

mini_150「三びきのやぎのがらがらどん」は日本の子どもたちや保育関係者、読み聞かせをする人ならだれでも知っている絵本だろう。
この「がらがらどん」という山羊の名前は、訳者のせたていじさんの卓見である。原題は「The Three Billy Goats Gruff」(3びきのしゃがれ声の山羊)だが、このままの直訳だったら、これほど子どもたちの人気を博することはなかったかもしれない。
しゃがれ声を「がらがら」という子どもにもなじみやすい擬音に変え、「◯◯どん」という昔話によく登場する敬称をつけた瀬田さんのセンスがすばらしい。
その感動を胸に、改めて「三びきのやぎのがらがらどん」を読んでみる。

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