3月4日 宮城県 福島子ども元気村メンバーと情報交換など

午前中は、仙台で「福島こども元気村」プロジェクトに関わっているTさんとKさんに会う。どちらも今回のボランティアとしての関わりから人生が変わった方。

福島は、とにかくまだこれから。古民家を改造して、子どもが外で思い切り遊べる場所の準備をしているという。北海道のひびきの村の放射能対策の方法論や、日本小児科医会の助成金申請の情報をお伝えして別れる。

 

午後から、石巻のボランティア絆を訪問。阪神大震災や海外で活動している吉村さんが代表で、震災直後から石巻に入り石巻専修大学に拠点を置いてボランティア団体をコーディネイトして来たところ。今の事務所は海に近い元クリニック。そこにカヌーのNPO団体の方が事務局をしながら、各地から来るボランティアの窓口となり、仮設住宅とつないでいる。そのほか、公的には入らない個人のお宅の片付けや地域再生の手伝いなどをしている。ボランティア組織として、とても有機的な人が見える活動をしていると感じた。この1年間の活動とこれからの活動の課題などを聞いたり、情報交換をしたりする。

 

日本小児科医会の助成金の用紙をお渡しすると「いろいろな助成金があるのは聞いているんですが、それを探すのも大変で、申請するときの団体概要や予算などの書類を作るのもこんな緊急対策の中では大変で、結局してないんです。こんな風に申請書と手順を具体的に持ってきてもらえるとありがたいです」とおっしゃった。

確かに、私がいる間もボランティアに来たいという人の打ち合わせ、日帰りでボランティアに来ている人の仮設住宅への派遣、届いた荷物の仕分け、取材対応など忙しい。今回の私たちの震災支援のように、直接被害にはあってない別の場所にいるNPOが助成金申請し、現地のNPOや団体と連携しながら現地の活動を助成してゆくという方法は、とても効果的だと感じた。

 

その後、牡鹿の活動場所(津波に遭った古民家を改築して、今残っている地域の方々の集会場を作る)を見学。牡鹿半島に入ると途端に復興のスピードは遅い。が、わかめの産地で新わかめの採り入れが進んでいた。

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