嬉しいプレゼント

9月23日
大学に1本の電話が入った。
「T県の○さんから」だという、聞き覚えのない名前だった。

電話に出た女性は、ためらいがちに
「大変ぶしつけで失礼かと思いますが、旧姓はFさんとおっしゃいませんか?」と言う。
「はい、そうですが・・」
「京大におられましたか?」
「はい・・・」
「私、そのときに家庭教師をしてもらったSです。そのころ不登校だったものですから・・」
35年前の記憶が呼び戻される。

Sさんは、その後進学もし、結婚もして、いま52歳だという。
そして、その後、「お姉さん(と彼女は呼んでいた)はきっと心理学をずっとやっているのだろうな」と思いながら、心理学の本などを見ていたという。そして、昨年出版された私の恩師の本の中に、私の院生時代のノートを元にした本であることが解説されていて、そこに私の旧姓を発見した彼女は、今の私の名前を知ってネットで検索し、私の勤め先を探し当てたという。

今度は私がおずおずと聞く。
「私はお役に立てたのでしょうか?」
「お姉さんが、家庭教師を終えるときに書いてくれた名前と住所の紙は、今でも持っています。ずっと私のお守りでした。進学するときも、結婚する時も、いつも持っていました。」と言って下さる。

私は何度も「ありがとうございます」と言った。
私の力ではない。私が書いた一枚の紙を、お守りにすることのできる彼女の確かな力に、心から感謝したい。

還暦の年に、過去からの嬉しいプレゼントであった。
やってきてよかった。

10月18日
木曜日から出張してました。高松、新居浜と四国で2か所。それから大阪泊で今日福井へ。昨日は讃岐うどんを食べ、今日の昼は越前そばと名物の麺づくしに、麺クイの私は嬉しい限り。
新居浜の幼稚園の先生も、鯖江の保育士さんも、私の講演を名古屋・東京や米子と追っかけして、5年越しでやっと自分の地元に呼べたと言ってくれました。そんな風に思ってくれる保育者があちこちにいてくれるってありがたいことでした。
「ぷろほ」の宣伝もさせてもらいました。

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